宙の日めくりカレンダー2020

こんにちは。宙の日めくりカレンダーでWebコラムを担当している星空案内人の木原美智子です。
お陰様で2020年版をもって3周年を迎える宙の日めくりカレンダー。
今回は特別編として、コラムの星空写真がどのように撮影されているのか、その裏側をご紹介します。

コラムの内容から撮りたい写真を考える

宙のコラムのほとんどは、文章+写真+イラストで構成されているのですが、コラムをつくるとき、私はいつも文章から考えはじめます。
そして、文章を書いてみて「どのような星座の写真があると伝わりやすいか」を考えて、撮りたい写真のイメージを膨らませます。

星空の撮影日を決める

撮りたい写真のイメージが出来たら、撮影日の目星をつけていきます。
月明かりの影響が少ない新月付近を中心に、お目当ての星座がなるべく宙高く昇ってくる時間を狙って、撮影日の予定を立てていきます。

そして、撮影日が決まった時から天気予報とのにらめっこがスタートします。

天候に恵まれなかった時のために、撮影予定日の前後の夜は空けておくようにしています。
もし予定が前後しても、素早く、忘れ物なく撮影に行けるよう、私はいつも撮影セットをまとめて保管しています。

写真撮影の相棒たち

それでは、いつも私と一緒に車に揺られて、星空の綺麗な場所にお出かけしている相棒たちをご紹介します!
私の撮影スタイルは「手軽に星を撮りに行く」なので、撮影機材をたくさん持っている人から見ると「これでいいの?」と思われてしまいそう(笑)

こだわり始めたらキリがないので、最低限の機材だけを持って行くようにしています。

①レリーズ
星空の写真を撮るときは露出時間(シャッターを開けておく時間)を長くしないと、星が明るく、たくさん写りません。そこで、「レリーズ」という道具でシャッターを切るまでの時間を設定して、自動でシャッターが切れるようにしています。

②ソフトフィルター
星の光をにじませてくれるアイテムです。星座を形作る星たちを強調したいときに使っています。

③レンズヒーター
冬場や朝夕の気温差が大きいときのみに登場するレアキャラですが、カメラのレンズをあたためて結露防止という大事な役割を担ってくれます。

④ヘッドライト
カメラ関係の次に忘れてはいけないのが「ヘッドライト」。
撮影場所は暗闇に包まれているので、明かりを持って行かないとセッティングもできません。
両手が塞がらないように、ヘッドライトや首からぶら下がるタイプがおすすめです。

さらに、私が使うビクセンのヘッドライトは目に優しい“赤色ライト”が点くタイプ。
白色光が目に入ると星空が見えにくくなってしまうのですが、赤色光は目に刺激を与えないのであまり影響を受けません。
写真撮影のときだけでなく星空を見に行くときもこのヘッドライトを使っています。

⑤ポラリエとモバイルバッテリー
また、写真には写っていませんが、星の動きを追って動いてくれる「星空雲台 ポラリエ」も使っています。
長い時間カメラを露光していると、星が動いて、線のように写ってしまい、星座の形がわかりにくくなります。

それを防ぐためにポラリエを使って、星が点の状態で写るようにしています。スマホのモバイルバッテリーで駆動できるのでとても便利。星空写真を撮りたい!という人にオススメの機材です。大活躍間違いなしです。


気になった方は、コチラ

⑥カメラ
愛用している「カメラ」はオリンパスのミラーレスカメラOM-D EM-10。
カメラが欲しい… と悩んでいた頃に、先輩からいただいた“おさがり”なのですが
4年以上、私と一緒に各地を飛び回っている大事な相棒です。
フォルムもおしゃれで可愛いので気に入っています。

そして、星座探しのために星座早見盤も必ず持って行きます。
最近はスマホの星座探しアプリもあるのですが、私はアナログな星座早見盤が一番使いやすくてずっと使ってます。

しかも、自分が使いやすいように細工もしてある世界にひとつだけの星座早見盤です。
宙のどの高さに星座が位置するか分かるように、高度線を引いた手作りフィルムを貼っています。


フィルムに油性ペンで高度線を引き、それを窓枠に合わせて貼っています。

カメラ関係の機材の他にも防寒着と飲み物、小腹が空いたとき用のおやつも持って行きます。
夜の間、ずっと撮影していると、なぜかお腹が空いてくるのです…。

おやつもたっぷり準備したら、いよいよ撮影へ出発します!

後編へ続く(★後編は12/27に公開予定です)>>

 

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