今日は太陽に一番近い惑星「水星」に向けて、探査機「みお」が搭載されたロケットが打ち上げられた日です。

このミッションは、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とヨーロッパ宇宙機関(ESA)で協力し、探査が困難とされていた水星を調査する目的で立ち上がりました。

水星

JAXAの担当する水星磁気圏探査機「みお(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)」とESAの担当する水星表面探査機「MPO:Mercury Planetary Orbiter」の2つの周回探査機で、水星の総合的な観測を行う予定です。

ミッションの名前は国際水星探査計画「BepiColombo(ベピコロンボ)」。
かつてNASAが初めて水星を調査した時に、惑星の重力などを利用した飛行「スイングバイ」の方法を提案したことで知られるイタリアの天文学者ジュゼッペ・コロンボ博士の愛称が使われています。

水星に到着するまでにかかる日数はなんと約7年!
長く遠い道のりの途中で行われる、スイングバイの回数も、過去最多の9回が予定されています。
順調に進めば、2025年12月初旬に水星に到着し、約1年間に渡って探査が行われます。

水星がどんな惑星かというと、大きさや見た目は少し大きな月をイメージしてもらうと近いかもしれません。
月と同じように大気が薄く、天候の影響を受けないため、クレーターが消えることなく残っています。

太陽の強い光を浴び続けるため、昼間の気温は430度にも達しますが、光の当たらない夜はマイナス170度まで温度が下がります。

水星

この水星で、磁場や磁気圏などを調べる「みお」と表面などを調べる「MPO」は、水星に到着後にそれぞれ高度の違う軌道に投入されて、協力して科学的な観測を行います。

水星の磁場の探査をして地球と比較してみたり、太陽からの影響などの環境による磁気圏の変化や構造にはどんなものがあるのか、調査することが「みお」の主な目的です。

オーロラ

当初の打ち上げは2013年の予定でしたが、水星の太陽光や激しい温度差などの過酷な環境から探査機を守るために設計を見直すこととなり、その影響で完成が大幅に遅れ、2018年になってしまったそうです。

今、「みお」は宇宙のどのあたりを飛行中なのでしょうか?

太陽に一番近く、厳しい環境の惑星を国同士で協力しながら調査する。
宇宙でもチームワークを発揮して頑張る探査機たちの活動を応援していきたいですね。

水星

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