「ちょうこくしつ座」は秋の南の宙、とても低いところでこっそり輝く、あまり目立たない星座です。
南天の星座と分類されることもあるほど、日本から見て、とても低い位置に輝きます。そのため日本では、南の地域からでないと見つけるのが難しいかもしれません。

ちょうこくしつ座

この星座を作ったのはニコラ・ルイ・ド・ラカイユというフランスの天文学者。
ちょうこくしつ座以外にも、ちょうこくぐ座、ポンプ座など南天で輝く星座を多くつくっています。

なぜ彼がこんなにも南天の星座をつくっているかというと、南半球で見える星を率先して観測したからです。
彼が天文学者として活躍し始めた当時は、南半球の星空については未開拓でした。
そこでラカイユはフランスの学術団体に南天観測を申し出て、南アフリカの喜望峰(ケープタウン)で観測を始めます。

その時に彼がつくった星座の多くが、現在も引き継がれて使用されています。
あまり知られていませんが、ラカイユは南天の星座の生みの親なのです。


木原美智子 プロフィール

天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの光学機器メーカー。「星を見せる会社」になるというビジョンのもと、製品の製造・販売にとどまらず、「宙ガール」「スターパーティ」などのライフスタイルを提唱しています。
気軽に楽しく「今」の和暦を知ることができるサイト。日めくりの魅力を伝えるとともに、二十四節気や七十二候のこと、四季折々の美しい日本風景や旬の食材などを紹介しています。
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