虫の鳴く声や日差しの強さに夏を感じることが増えてきました。
7月は、二十四節気のうち「小暑」と「大暑」を迎えます。
その名の通り、日に日に暑くなるこの時期、各地で花火大会が開催されます。
夏の夜、ちょっとじっとりする暑さの中でかき氷を食べながら花火を見るのが私も毎年楽しみなのです。
まんまるいボールのような形をした「花火玉」を、火薬の力で空に高く打ち上げ爆発させたものが打ち上げ花火です。
花火玉の中には、「割役(わりやく)」という花火玉を爆発させるための火薬と「星」と呼ばれる綺麗に並んだ火薬が入っており、これらの星が綺麗な色や形となります。
星の並べ方や火薬、花火玉の割れ方などを変えることによって、様々な花火ができるのです。
日本で初めて開催された花火大会は、隅田川花火大会。当時は「両国川開き」と呼ばれていました。
そこで花火を打ち上げていたのが日本最古の花火業者である「鍵屋」です。その後、鍵屋が暖簾分けをして始まったのが「玉屋」。
花火を見ていると、どこからともなく「た〜まや〜」という声が聞こえてきませんか?
あの掛け声は玉屋と鍵屋が川の上流と下流に分かれて花火の技を競い合い、見ていた人たちが素晴らしいと思った方の名前を叫んだのが始まりなのだそうです。
そして、花火大会に欠かせないのがたくさんの出店!
かき氷やりんご飴…並んでいるところを想像するだけでウキウキしてしまいます。花火を観ながら食べるたこ焼きはきっと絶品ですね。
打ち上げ花火もいいですが、お家や河川敷なんかでする手持ち花火も夏ならではの楽しみです。
最近では手持ち花火もとても進化しており、水の中でも消えないものやボールが飛び出すものなど様々です。
最後に線香花火をしてどちらが長く続くか競い合うのも定番ですよね。異常に早く落ちた時はちょっぴり切ない気持ちになりますが、それも花火の醍醐味。
今年の夏は令和最初の夏。
思いっきり夏の夜を楽しみましょう!