2月4日は「立春」。
暦のうえでは春のはじまりです。
とてもそうとは思えないぐらい、毎日寒い日が続きますが、寒いからこそ見ることのできる美しい自然現象があります。
その名も、「ダイヤモンドダスト」。まるでRPGゲームにでも出てきそうな名前ですね。
ダイヤモンドダストは、寒さの厳しい極寒の時期にしか見ることができません。
「氷点下10℃以下で、風がなく、空気が澄み切っている早朝」に見られますが、条件は他にも「晴れていること」や「湿度があること」などが挙げられます。
1、2月の発生率が高いと言われており、日本では主に北海道で見ることができます。
朝日に照らされてキラキラと輝く姿が美しいダイヤモンドダスト。
「細氷(さいひょう)」とも呼ばれるダイヤモンドダストは、大気中の水蒸気が冷やされ、小さな氷の粒となり、その粒が日の光を反射することで見ることができます。
幻想的で美しい姿から「天使の囁き」という別名もあります。
何だか歌っているような、優しい天使の声が本当に聞こえてきそうですよね。
まだ見たことはありませんが、寒い寒い冬の朝に自然が創る美しい芸術を、実際にこの目で見てみたいものです。
条件が揃わないと見ることのできないダイヤモンドダストを、人工的に発生させるイベントも行われています。
北海道の川湯温泉では、夜になると氷点下10℃以下になる日が頻繁にあることから、「ダイヤモンドダスト in KAWAYU」というイベントが毎年行われています。
冬の夜空にライトアップされたダイヤモンドダストに感動し、冷えた身体を温泉で温める…。想像しただけで、身も心もほぐれていきそうです。
ダイヤモンドダストin KAWAYU
◯開催日程|2019年開催日:1月25日(金)~2月28日(木)
(会期中は無休・悪天候時は中止)
◯時間|ライトアップ 16:30~22:00
◯会場|弟子屈町川湯温泉街