お話の担当:株式会社ビクセン 木原さん
天体望遠鏡などを扱う総合光学機器メーカー ビクセンの星空アドバイザー。星に関わるイベントの企画・運営を担当。宙ガール。夢は「星に親しむくらし」を広めていくこと。
北斗七星と北極星
昔から、方角を知るために、人々は日々のくらしのなかで空を見上げていました。
特に船乗りたちにとっては、何もない大海原で方角を間違えずに進めるかどうかは命にも関わることです。そこで、船乗りたちは北の夜空で位置を変えずに輝く「北極星」を見つけることで、北の方角を確認していました。
その北極星を探すときに目印となったのが、北斗七星でした。
では、船乗りにならって、北斗七星を使って北極星を見つけてみましょう。
北斗七星の水をすくう部分のふたつの星。その間の距離を5倍のばした先に、ひとつ星が見つかります。
あまり明るくないので、ちょっと見えにくいかもしれませんが、ぽつんと輝くその星が北極星です。
北斗七星は、柄杓以外にも「スプーン」や「荷車」などいろんな姿に例えられてきました。
みなさんには、どんな姿に見えますか??
私には、本に挿む「栞(しおり)」のように見えます
ということで、今回は北斗七星をモチーフにした「栞」をご紹介します
ゆらゆらと輝く北斗七星が、とてもきれいな宙の栞です。
・宙の栞 北斗七星
https://www.vixen.co.jp/product/71182_6/
・暦生活のお店
https://543life.net/?pid=129781193
北斗七星のまとめ
柄杓(ひしゃく)のかたちをした星座
4月上旬は21時、下旬は20時頃の北の方角
地平線から50度くらいの夜空を見てみよう
「北極星」を見つけるときの目印となる
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北斗七星を見つけよう!
季節は春。星空も春の星座がメインとなる頃です。
今回は北斗七星を紹介します。
北斗七星は、柄杓(ひしゃく)のかたちをした7つの星。(柄杓とは、お椀に長い柄をつけた水をすくう道具のことです)
まずは、写真の中で星を結んで「柄杓」をつくってみましょう。
柄杓のかたちは分かりましたか?
正解はこちら!
では、次は実際の夜空で北斗七星を見つけてみましょう!
4月上旬は21時、下旬は20時頃の北の方角、地平線から50度くらいの高さの空を見上げてみてください。
柄杓をひっくり返した向きで輝いて見えます。
水をすくう部分はこぶし1個分、柄のところは1個半くらいの大きさで、実際に見ると、けっこう大きいです。